水泳運動のリアルシミュレーションにおける開発の第一段階として、水の抗力を考慮した脚運動動力学シミュレーション手法とそのシステムの開発を行っている。ここで水の抗力の影響を考慮した運動方程式の構築と、水泳速度を評価する推進力、その推進力から導かれる水泳距離を算出し、自己推進時抵抗を導入することで水泳の実現象に近づけることを試みる。またこの技術を応用することにより最速で水泳を行うための運動の最適化を試みる。


参考文献
篠原主勲, 古川知成, 矢川元基, 流体力学を考慮したスイマーのシミュレーションと準最適運動計画, 日本機械学会論文集 C編 68(673), 2643-2650, 2002.